だめだ。お前は組織に狙われてるって言ったろ。大人しくここで待っとけ。 (何を買うか相棒と所長に相談して決めようと考えていたところに相手の声が聞こえてきて、自分でも驚くほどの速さで静止の言葉が口から出た。自分の未熟さのせいでおやっさんはいなくなり、その間際に託されたのが相棒だ。絶対になくすわけにはいかず、相手を守ることが男として果たすべき責任だ。振り返り軽く首を振ってノーを言い渡し、地下ガレージに残るよう告げて)