検索 2022-07-09 20:46:55 |
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うるせぇ。二十歳になったとき覚えてろよ……って、言ってくれるじゃねぇかそんな大口叩いていざ飲んだときにベロベロになっても知らねぇぜ?
(師匠であるおやっさんに近づくにはまだまだ遠すぎることは自覚しているが、探偵業だけでなくこんな些細な所作も及ばないのかと思い知らされた。それがわかっているだけに、やはり悪態をつくしか反論がなく口を尖らせる。だが続いた言葉には目を一度瞬かせた。相棒がアルコールを飲めるようになるのは数年後の話、少し先の未来の約束は即ちその時まで互いに繋がりがあるということ。互いは互いのものだと契約したところだが、身近ながら未来にあるその約束は少々体がこそばゆい感覚がする。だが遠くない未来、できることが増えた相棒とその時を共にするのは楽しみで笑顔でその約束を受領した。が、自分より相棒の方がアルコールに強いだなんてまだ確定せぬ未来、確かに弱みを見せてしまったがどちらの方が耐性があるかなんてまだ未確定のはずだろう。好戦的な態度に思わずこちらも挑発的な言動をすると、子供をからかうようにその額を人差し指で軽く弾いて)
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