検索 2022-07-09 20:46:55 |
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僕の大事な居場所だ。ああ、たまにはこうやって文字にするのも悪くないね
(今過ごして大切になってすっかり生きていく場所になったこの街の名前を半紙に刻んで相手の方を見ればその口元に笑みが浮かんでいる。今度は満足のいく出来になって相手からも肩を叩きながら褒められると自然と無邪気な笑みが浮かんだ。ホワイトボードに書く文字よりも太くて存在感のあるそれはこれからもこの街を守っていこうと決意させるような不思議な感覚で堂々と居場所だと宣言していた。担当者から声がかかって細い筆で名前を書き込むと一つの作品が出来上がる、展示予定を聞くと頷きつつ弾む声で感想を告げながら家屋を出た。神社での用が済むと参道を通ってきた道を戻る、そこには出店が多く並んでいて帰りに買うと決めていた分色んなものに目移りしてしまう。だが今は相手から貰ったお年玉がある、キョロキョロと辺りを見渡してから【りんご飴】と書かれた出店に並ぶきらきらと輝くものを見つけるとふらふらとそちらに近づく。普通のリンゴよりも一回りほど小さなリンゴに赤色の飴がかかっていて光沢を出している。他にもいちごあめやブドウ飴、キウイ飴など種類はあるようだが初めてみる食べ物に好奇心をそそられ、そして財布の紐も緩くなっていれば早速店主の前に向かって「これ一つ貰えるかい?」と注文していて)
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