検索 2022-07-09 20:46:55 |
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あぁ、頼んだぜフィリップ
(誕生日のお祝いの言葉を向ければその口元は綻んで礼を言われればこちらの口角も上がってしまう、今日という日が相手にとって特別に幸せな日になっているなら何よりだ。そしてこちらからもコーヒーをリクエストすれば当たり前のように承諾されて頭を撫でられるとさらに口元を崩してグリグリと相手に擦り寄る、こんな骨抜きにされた姿を見せられるのも、受け入れられるのも、相手だけだ。頬に口付けられて擽ったそうに笑えばくっついたまま移動を始める、途中隣にいるだけでは物足りなくなって後ろから抱きつくようにするとその手際を眺めていた。その間も楽しみを隠しきれなくて、それと自分からリクエストしておいて視線が自分に向いていないのが少し不満で、時折後頭部に頬を擦り寄せ自分の存在をアピールしておく。豆がひかれて良い香りが周囲に広がると思わず深呼吸をする、抽出の工程になれば集中を流石にそぐことはできず「俺はケーキ用意しとく」と声をかけて後頭部に口付けてから離れた。大好きな人がいれる大好きなコーヒーの香りに包まれながらケーキ用の皿とフォークを用意する、箱の端に取り付けられていたロウソクを取り出すとケーキの縁に立てていった。相手がコーヒーを持ってくるタイミングでロウソクに火をつけると「誕生日ならこいつもしとかなきゃな」と楽しげに言って)
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