(こちらの無茶な指示を疑うこともなくアクセルを踏み車を加速させる相棒の横顔が普段の千束のものであることに一瞬笑顔を見せると助手席の窓を開けて。長い髪を千々に乱れさせながら頭と銃を手にした片腕を窓の外に出すと狙いを絞って、立て続けに数発発砲するとフェンスを閉じていた南京錠に命中してフェンスが左右に開き進路がクリアになり) いっけぇぇぇぇっ、千束……!!