2022-07-05 13:33:29 |
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>ヘレア
赤スグリ、かあ。小さい頃、一回だけ食べたことあるよ。加工前の果実は凄く酸っぱかったんだけど、パイになったら凄く甘くて──また食べたいな。
( 彼女を真似るようにそっと目を閉じると、幼い頃の記憶が蘇る。いつだったのかも不鮮明であるが、可愛らしくも酸味のある果実がきらきらと艶のある甘いスイーツへと変身を遂げた、あのときの感動は今でも思い出せる。実際に食したのは一度きり。それでも記憶に強く残る程に甘美なそれを二人で味わうことができたならと、想像するだけで頬が緩む。この屋敷の近くにはない木の実であり、願いを叶えるのが容易でないのは理解しているけれど、真っ向から否定するよりも希望を持っていたいのだ。願い続ければ現実になる、否、現実にしてみせる。密かに屋敷から出たときの目標として定めれば、一人頷いて。昼食を摂ってからまだ少ししか経っていないのに、自然と身体は甘味を欲しており。へらりと笑い、ややふざけた調子で彼女を誘ってみて )
大丈夫、きっと食べに行けるよ──ああ、スイーツの話してたらお腹すいてきちゃった。なんか食べに行かない?
( / 背後より失礼致します。此処ではキッチンへ行って何かお菓子を作る、市販のお菓子でティータイム、外へと出掛けてカフェなどに赴く……の3つの選択肢があるかなと思いまして、ご相談に参りました。勿論もう少し読書のため図書館に留まるというのもありなのですが、どの展開がやりやすいでしょうか?)
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