2022-07-05 13:33:29 |
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>ヘレア
( 天気が良い日は外出して暖かい陽の光を浴びるに限る。そうして外にいることも多い己が室内に留まっているのは、ただ気の向くままに行動しているのがその理由で。普段行かない場所に行ってみようと、地図を頼りに足を運んだのは静謐な図書館。頁を捲る音、本棚の近くを歩く足音、司書と少女による貸出のやり取りの声。無駄が一切ないしんとした空間は、あまり来ない己にとっては新鮮に映り。当然此処で騒いではいけないことくらい心得ている。足音ひとつ立てないように、そうっと歩いて本棚に並ぶ書物へ視線を向ける。本に馴染みのない少女に向けてなのか、僅かながら存在する漫画の類い。それらを手に取り、パラパラと軽く目を通しては棚に戻すのを何度か繰り返し。特定の本を見つけることなくその場を離れると、目的は知人探しへとすり変わり。誰かいないかと眺めていれば、他と比べて高く積まれた本の塔が目に止まる。三つ編みが愛らしい後ろ姿からしても彼女であろうと確信を持ち。読書の邪魔をしてはいけないと理解していながらも、話したい欲が上回り。ただし静かにするため、声を掛けるのではなく背後から近付いてとんとんと肩を叩いて )
( / お出掛けの件、問題ないようで良かったです。是非取り入れたいと思いますので、そのときにはまた相談させてください。これから宜しくお願い致します。)
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