『 　昼想夜夢　』　〆　

　…相変わらず凌は優しい奴だな本当｡俺が勝手に嫉妬して勝手に怒っているだけだ｡他の奴への態度は別に変えなくていい｡其れに初めてに近いんだ､こんなにも感情的になってる俺がな｡
（　　優しい彼は､俺には特別優しい､心から優しくしていると言うが女性社員にも同性の奴等にも何処か優しさが垣間見えていて｡根が優しい奴だからこそ俺の勝手な嫉妬で､嫉妬だと気付かずに八つ当たりして怒って彼を傷付けてしまったと思い｡初めてに近い此のぐちゃぐちゃの感情を上手く処理が出来なかったし､普段ならきっと感情的にならず落ち着いていられたが､きっと彼の事だから好いているからこんなにも感情的になって怒ってしまっていて｡仕事中の口調だったが素になっていく口調の彼の言葉を聞けば､顰めていた眉を戻し無表情で普段の何時も通り落ち着いた声の温度で言葉を発して｡背後から消えた温もりに心に少し穴が空いた感覚に目をすっと伏せて､背後から聞こえる言葉を聞けば伏せていた目をゆっくりと上げて椅子ごとぐるりと回して彼の方へと向き｡恋人が居る癖に一丁前に嫉妬して怒って､俺の言葉や行動で彼の事を傷付けてしまっていて｡「　凌､傷付けて御免｡勝手な俺の嫉妬で怒って八つ当たりして御免｡こんな俺なんかで御免な｡あの場面を見てこんなにも珍しく爆発して感情的になる位､俺は御前を凌を好いているのだなと思った｡恋人が居るのにな､俺は御前に惹かれ始めてんだ此れ｡だから無意識に嫉妬してて凌をあの子に取られたくないと思ったし､モヤモヤしたのも嫉妬したのもだあの子が御前の本命だと思ったから｡　」今自身の中に有る言葉を吐き出して伝えて｡モヤモヤも苛々も少しだけ落ち着いたが､今は彼が離れて彼に嫌われる事の方が怖いと思い｡少し大きな声で呼ばれた名前に一瞬ビクリとしたが､彼の慌てた様子で左手を掴まれ特に抵抗も無くするりと右腕から左手を離して｡こんなにも心配し気遣ってくれる奴は貴重だな､とぼんやりと思い乍右手をぶらぶらと揺らし｡抓った箇所が箇所だったのか今更ながらに若干痛みに顔を顰めて少し冗談交じりに言葉を紡ぎ｡　　）
　嗚呼､知ってる｡すげェ優しいからな凌は｡──…御免｡気持ちを落ち着かせたかったからつい､んな顔すんな凌｡でも､…ちょっとだけ痛てェな｡




（　/　外に出る度に暑すぎて直ぐに自宅に帰りたくなる衝動に駆られちゃいます｡今よりもう少しだけ暑くなりそうな気がします｡もう本格的に夏が始まったんだなぁと実感しますよね｡寒がりで冬は着込んでも寒くて駄目なんですよね､まだ夏の方がと思っちゃいます…！
嫌われたと自己嫌悪しちゃってる凌様に珍しく饒舌で言葉を伝える類が居ますね！嫉妬してるのも凌様の事が好きで惹かれ始めているからだと自覚したので､仲直りしたら更に絆が深まっちゃいますね！だと思いました､凌様なら無理矢理はしないなって｡夜はもう滅茶苦茶ラブラブしたいですね…！
良いですよね！改めて色んな思い出の場所に行き､上書きしていっちゃう感じですね｡滅茶苦茶楽しみですね､一軒家についてもどんな家具を置くのかとか二人で色々計画するのが今からが楽しみでニヤケちゃいますね｡
凌様の色んな事情を知ったら類は全部受け止めるだろうなぁと思います｡大事な恋人の凌様の事を受け止めない訳が無いですもん｡良いですね､凌様の嫉妬している姿をちょっと見たいなと思ってデートの了承しちゃったり｡そんな姿見れるのも貴重だし類はかなり嬉しくなっちゃいますね絶対｡三人で出掛けてぶらぶらとするの楽しそうですもんね､両隣の凌様と忍様が言い合いする姿を見ながら類は楽しそうにしてるかもしれないです！はい､勿論構わないですよ！交流するのとても良いですね｡類の兄で､名前は藍沢 灯耶（あいざわ とうや）君｡此方も双子の方が面白いですかね?どう思いますか！貴方様の妄想､滅茶苦茶共感できますので是非それを実現させましょう！忍様も凌様と同じで滅茶苦茶優しいんでしょうね｡二人の誕生日を祝えるのも嬉しいし､凌様も忍様も喜んでくれるのならサプライズして良かったなと類は嬉しくなりますね！思いました､12月がぽいなぁと考えてました｡夏と秋の間くらいかなと､9月か10月くらいだと思いました…！　）