社長秘書 2022-06-22 19:11:42 |
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嗚呼、凌有難う。御前の御気に入りの此のピアスすげェ大事にする。無意識に触っても良いなら安心だし、俺の耳に凌の大事なもんが付いてるのも俺的には安心出来るな。穴、俺此の1個しか今空いてないから明日にでも空けれるやつ買うな。
( 彼のピアスを持っている両手を大事に包み込み感謝の言葉を紡いで。彼の大事なピアスを自身が身に付けるのは最初は慣れないだろうけど、日が経てば耳に無い方が違和感だと思いそうだ。明日にでも此のピアスを付けれる穴を空けよう、付けないで大事な物を無くしてしまう事の方が怖い。自身の好物をテーブル一杯に並べる彼の姿を想像すれば、本当に言った通りになりそうだと思い。「 勿論空腹にしておくが、作り過ぎたら俺と凌2人で食いきれんのか?食いきれる量に留めておけよ。後、作るなら凌の好きな物もちゃんと作れよ。 」俺の好きな物だけでなく彼の好きな物も並べてくれた方が彼の好物が知れるから嬉しい。耳許で囁かれた言葉に思わず珍しく少し表情を綻ばせて「 楽しみにしてる。でも凌の手料理は絶対に美味いだろうから、虜になるのは必然だろう?明日の料理だけでも普通に胃袋ガッと掴まれそうだな。 」すっと手を彼の髪に伸ばし優しく撫でて明日からの彼の手料理を楽しみにしており。きっと彼なら自身が言った料理なら何でも作ってくれそうで。彼が知らない料理だとしても気付いたら作れる様になっていたりしそうだな。頑張り屋だからこそ無理はさせたくないが、彼が其れで嬉しそうなら良いかと思って。意地悪い言葉と笑いに思わず少し眉を顰めて彼をじっと見詰め「 …勘違いだ馬鹿。俺に縛られたい趣味は無い。抱き締めてくれるのは安眠出来そうだから良いが、…断じて縛られたいとかそういうのでは無いからな?分かってんだろうな馬鹿凌。 」何処で何を思って縛られたい趣味が有ると思ったのかは分からない。取り敢えず誤解は解いておかないと思い彼の頬に触れ乍伝え。抱き締められて寝るのは寧ろ安眠出来そうだし温そうだな。もう1つの悩みの種を吐き出す彼からの言葉に更に眉を顰めて。こんな俺の何が良くて社員達は隠れファンになるのかさっぱり分からない、彼の様に愛想が良いなら分かるけれど。密着する身体を抱き締める様に背に回した腕の力を強めて、ぼんやりとした視界に映る彼を見詰めてはふっと瞼を閉じて。彼自身を求める様にキスやスキンシップに応えて。 )
出逢った時から好きになってくれてたんだもんな凌は。…愛想の無い俺に社員が何故隠れファンとやらになっているのか分からな過ぎる。大抵の社員からは嫌われてると思っていたのだが?──…ッ、ん…当たり前だろ?其れに俺の秘書は凌にしか無理だからな、凌じゃねェと駄目だ。
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