…陣、は…私、の…側に、いてくれれば、いい。 (鞍馬がなんともないように言うと、横に控えていたもみじとひがんが顔を見合わせてくすくすと笑い合う。一頻り笑った後、もみじが陣の方を向いて「ええ、陣様はそのままでよろしいのですよ。…でも、どうしてもとおっしゃるなら時々そうじを手伝ってくださいませ。このおさなき身ではたいへんなこともあるのです。」面の下でにこりと微笑み)