――ですが…。 !あ、は、はい…。どうぞ、よろしくお願いいたします… (気に病むなとの声に開きかけた口を閉じ項垂れ、片付けられて行く膳をぼんやりと眺めていたものの、目の前に現れた童女に驚き目を丸くする。どこか愛くるしいその言葉遣いにふと表情を和らげるも、未だ賓客の様に扱われている事に慣れぬ様子のまま世話役の娘に丁寧に頭を下げる)