…そう、か。まだ、ある、からな。 (握り飯を頬張る嫁の姿を心底愛おし気に見つめると頬杖をつき、穏やかな声で言葉を続けてはまだ大量に残っている桶の中の握り飯を卓袱台の上に置いていく。嫁を見ながらも自身で薄布を捲っては握り飯を口に放り込み、漬物を食べて何度か頷き)