鞍馬 2022-06-19 21:20:34 |
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…ありがとうございます。――…。おいしい…。
(なんとか座椅子に腰を下ろし息を整えていると、目の前に食事が並べられていく。醜態が神の目に触れなかったことにほっと胸をなでおろしながらも今しがた握られたであろう握り飯と目の前の神を交互に見、本当に食してよいものかと少々躊躇ったものの、空腹には叶わずその中の一つを手に取ると「いただきます」と小さく呟き一口頬張る。久方ぶりの飯の味に思わず顔を綻ばせ感嘆の声を漏らしながら一口一口噛みしめる)
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