え……あ、は…はい。…あの、これは――… (奥座敷へ通されると、薄暗くもどこか厳かな雰囲気を感じ取り息をのみ、辺りを見渡す。御簾がすべて降ろされていることにひやりとするものの、指示された座椅子に勧められるがままに腰を下ろした。すぐに喰われると覚悟していた為に何故このような扱いを受けているのか皆目見当もつかず、思わず口を開いてしまいはっとして目の前の神に視線を移す)