匿名さん 2022-06-17 23:00:50 |
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全然。最近は行ってないけど……いい店があった気がするから。君に釣り合うかはわからないけど。
( イタリアン、と聞いて脳内に掠めるのは幼い日の記憶。一時期雇われていた家政婦が家事を放棄し、妹と一緒に空腹を紛らすために街中を歩いていた。暫くすれば、中年の夫婦が見かねて手招きをしてくれた。妹が我が儘を言ったのかもしれない。彼らが切り盛りしているレストランで食べさせてもらったパスタは温かかった気がする。そこくらいしか、美味しいと思った食事はなかった。小綺麗にはしていたが決して高級ではない。だから、普段なら連れて行かないけれど彼女なら気に入ってくれる気がする。タクシーに乗ってしまう前に軽く抱き締めて頬に口付けを。「おやすみ、寧々。……また」ほんの一瞬で名残惜しく離せば、ドライバーに多めに支払って。このまま一緒にタクシーに乗ることも考えたが、そうすれば絶対に帰せないことはわかっている。その前にドアを閉める。夜が沈む。赤いランプを靡かせ、明るい方へ去っていくのを暗々とした路地裏で最後まで見守っていた )
( / キリもいいので勝手に回収させていただきました…!この後多分ずっと放置してたモデルの先輩に挨拶してさっさと帰ると思われます( 笑 )めいさとちゃんの方もよろしくお願いします! )
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