名無しさん 2022-06-02 22:52:14 |
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>莉緒
【キャスター・蘆屋道満】
────…………左様で。真名すらも明かさぬサーヴァントを斯様に高く評価いただいているのであれば、そのご期待にお応えせぬわけにはいきませぬ。
( 能力は信頼している。能力を、ときたか。安倍晴明に敗北したというただそれだけで貶められることの多い己の能力をこそ信頼すると言った彼女に、どうにもざわつきながらも決して不快ではない感情が胸中に僅かに生じる。その後の礼には、わざと煽った身として返す言葉もないというものだ。ただ、頬に添えられていたその冷たい手の平へと猫のようにごく微かに一度擦り寄れば、すっとその身を離し。背を向けて歩きつつ僅かに距離を取れば、最終確認を。既に施されて未熟ながらも効力を発している術の上から重ねがけすれば、ただでさえ混ざりあった霊力にさらに己のものも加わることでむしろ害を及ぼしかねない。勿論そちらの方法でも封じ直し自体は可能ではあるが、今は──少なくとも今は彼女の力を暴走させたいとは思っていないのだ。使い捨てにするのならばそんな瑣末なことは一々気にしなかったのだが、端的に言えばまだそういう気分では無いので。ともかく、一度完全に解いてから封じた方がいいとの判断をする。食指を伸ばして彼女の紋を指し示しながら、 手順の説明がてら彼女が負うことになるかもしれないリスクを詳らかにし、意思確認を。)
霊力が混ざることによる事故を防止するべく、まずはそちらの術式を完全に解く必要がございます。しかしすぐに封じ直したとしても、封印を解いたことによる影響が御身を蝕まないとは拙僧にも保証できかねまする。……それでも、よろしいので?
>セイバー
【斎賀 未玖】
いいでしょ、海が昔から好きでさ。今じゃそんな感じの船はほとんど見なくなっちゃったけど、いつか乗ってみたいなって小さい頃に思ってたんだ。貴方のアルゴー号ってのもきっとカッコイイんだろうなぁ。
( 一先ず部屋について受け入れてくれたので安堵しつつ、男を部屋に入れるなと言う至極真っ当な言葉には生返事を返しながらクローゼットを探り。そうしながら彼がボトルシップに反応すれば、自分の趣味が認められたことによる嬉しさから何処となく弾んだ声音で自慢して。いつの時代に、誰が乗ってどう活躍した物なのかは知らない。単に造形が好きなだけなのだが、いつかはそんな浪漫溢れる物に乗って世界を回ってみたいなんて淡い想いを幼少期に抱いていた。幼子の頃の夢なので、今はそこまでの情熱もなく至って穏やかなものとなっているのだが、それでも好きな物はいつまで経っても好きでこうして手元に置いている。彼の乗った船も、己が知らないだけでとても良いものなのだろう。神話の時代のものだ、それこそ知識不足が自分自身で勿体なく感じるぐらいには良いものなのだろうなと穏やかに呟いて。やがて引っ張り出した服はシンプルなカットソーとスラックスで。派手さはない落ち着いた色合いだが、現代の若者向けらしさもある。まだサイズは調節していないが、それらを持ったまま彼に近づけば、カットソーを彼の前に翳して合わせてみて。思ったよりもマッチするそれにはしゃぎながら褒めて。 )
…うん!似合う似合う、素材がいいとなんでも似合っちゃうんだね。
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