名無しさん 2022-06-02 22:52:14 |
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>莉緒
【キャスター・蘆屋道満】
ふむ……、なるほど。封印と呼べるほど強力なものではなく、抑え込んだに過ぎませんな。それに、互いの霊力が反発し合わぬよう均してはいるようですが、穴が多い。現代の術士はこの程度にしか術を行使できないので?
( 彼女がさらけ出した背には、五芒星が。一目見ただけでそれが力を抑える目的で刻まれているのだと理解する。特に断りを入れることもなく食指を伸ばせば、長く鋭い爪の先で五芒星の文様をなぞり。貫く気で触れた訳では無いので痛みは感じないだろうが、擽ったさは与えてしまうかもしれない。直に触れることでさして時間を掛けることもなく術の構造と、混ざり合う霊力から複数の術者によって封じられたという事実を見破って。簡単、と一蹴するわけではないが、この程度の術を一人では掛けられぬのかと現代の術士の力量に失望を覚える。神秘が衰退した結果なのだろうが、腑抜けているなと現代の術士を見下してしまう。それにしても弱点、弱点か。陰陽師を含む魔術師はキャスターで喚ばれやすいとはいえ、あくまでそういう傾向にあるというだけ。他クラスの者が魔術、陰陽術を扱えないというわけではない。そういう点では彼女の五芒星が悪戯に解かれることは弱点となる。彼女の背をなぞった手をそっと彼女の肩に優しく置けば、彼女に距離を詰めて見下ろしながら、五芒星をどう扱うかを問い。 )
確かにこれは弱点のようで。術者は必ずしもキャスターとして喚ばれるわけではありませんので……。他のクラスのサーヴァントが陰陽道に精通していたならば、厄介でしょうなぁ。して、如何致しましょうか?
>セイバー
【斎賀 未玖】
え、付いてくるの!?……って思ったけど、霊体化ってやつができるんだっけ。透明人間みたいになるってことでいいのかな。
( 大学については学び舎とだけ知ってもらっているなら十分だろう、うんうんと頷き。その後の付いてくるという発言に一瞬驚いたが、霊体化というものができると本に書いてあったことを思い出す。残念ながら解説は虫食いで読み取れなかったが、ニュアンス的には幽霊のごとく他者の目に映らないようにすることなのだろうと自己補完した。それならまぁ大丈夫かと納得し。明日の予定を思い返せば、丁度講義も午前中で終わり、午後は暇である。なら早速彼を連れ出してみた方がいいだろう。情報収集がてらと言っても己の場合は単純に外を出歩きたいだけなのだが。それに魔術的なことに関する情報収集については、辛うじてというところだがアテがないこともない。そちらについては連絡ツールで連絡を取れる相手なので並行しようか。そこまで考えて、不便だろうし先に服だけでも渡そうと考えれば食指を立てて二階を示しながら提案して。一緒にいることになるのだろうしついでに空き部屋にも案内しようという心算だ。服は勿論洗濯を済ませて自室のクローゼットに掛けておいてあるはずだ、あまり人様に見せることのできるような部屋ではないが、見せるのを躊躇ったところでというもの。家は好きに歩き回ってもらっていいが、多少の案内は必要だ。 )
明日も講義は午前中だけだし、早速行こっか。あ、先に服試しておく?部屋のクローゼットに掛けてあるはずだからすぐ出せるよ。
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