名無しさん 2022-06-02 22:52:14 |
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>莉緒
【キャスター・蘆屋道満】
フフ、信頼を寄せられぬ相手に開示せねばならぬとは、心中をお察しいたしますとも。
( 殊勝に振舞ったところで信頼を得られぬのなら意味がないと、軽口を叩きつつも思案する。彼女が開示すると言ったのは、おそらく彼女の弱みにもなり得るものだろう。何かをまだ隠しているとは思っていたが、信頼していない相手に対しても話しておかねばならない程度には危ういものなのだろうか。敵に知られた場合に不利になるようなもの、出生に繋がるもの。先祖返りを除いてだが恐らくは彼女の親の片方あるいは両方は妖だ、でなければ特異な遺伝など現れない。そして体温が低い妖には幾つか心当たりがある、が。現代において彼ら彼女らが存在できる隙など一厘もないだろう。となればそれ以外の方法だが、絞るにしては例外と勘定できる方法が多すぎる。過去の聖杯戦争で呼び出された妖が受肉でもしたかと考えるのが現実的で妥当なところだろうか。彼女の伏せた瞳からは、どこか緊張や不安の類が読み取れる気がする。気丈に振舞ってはいるが、震える手は秘密を明かす怯えか、それとももっと他のことへの恐怖か。こういった場合、清廉な騎士は彼女の肩でも抱いて宥めるのだろうが己はそんな芸当などとてもではないができない。嬲り、さらなる愉悦へ繋がるのならば別だがただ人に寄り添うなど。そんな己が、話を急かさないことがマスターであり陰陽師でもある彼女へのせめてもの気遣いと呼べるのではないだろうか。女人の身体については、身体に刻む術を掛ける機会も少なくはなかったとだけ述べておこう。 )
見慣れている、と言えば語弊がありますが。術者として人並み程度には、と申し上げておきましょうか。
>セイバー
【斎賀 未玖】
あー、その格好で外に出たら良くてコスプレ扱いで悪くて職務質問だもんね…。確か、一時の流行りで買ったメンズ服が眠ってたはず。サイズは……まぁ、魔術的でもなんでもない普通の服だし、多少は調整できるかな。
( 服を、との要求に確かに慣れて気にせずにはいたが、このままだと外にも出れないなと気付く。間違いなくコスプレ扱いか、最悪は職務質問からの任意同行コースになるかもしれない。聖杯戦争云々以前の現実的な問題に直面するのは流石に避けたい。しかし男性物。祖父の服も探せばあるかもしれないが、若い容姿の彼が着ても浮かないジャンルがあるとも考えにくい。少し思案して、女性のメンズスタイル流行に乗じて購入したもののあまり着ずに終わった服がまだ残っていることを思い出す。己の体型に合わせて購入したものなので、そのままだとサイズが致命的に合わないが、魔術で編まれたものでもない一般的な服なので多少は魔術で融通を効かせることができるだろう。自分の趣味で買ったものなので彼の好みに合うかはわからないが、まぁ暫くはそれで我慢してもらって何点か買い揃えればいいかと考える。願い事を考えるという前向きな発言に笑顔を見せれば、願い事探しの手伝い程度にはなれそうなことを得意気に食指を立てて提案して。数年はここで暮らしているのだから、案内役程度はこなせるはずだ。その後に己の身分も付け加えたのだが、ふと大学なんて現代特有のものが通じるか気になって聞いてみて。 )
そうそう、折角だし楽しもう!街の案内とかなら任せてよ、ぜーったい貴方も気に入るところがあるはず!これでも大学生だから、午前は講義で潰れちゃうけど。あ、大学ってわかる?
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