名無しさん 2022-06-02 22:52:14 |
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>キャスター
【日藤莉緒】
…そうですか。では、その取り柄を覚えておきます。ですが貴方が裏切ったら、その取り柄嘘だったなと嘲笑って差し上げます。
(これも嘘。いつか裏切るのだろうに、良くもまぁ、誠実一辺倒だとか、そんな嘘が吐けるなと目を細める。裏切ったら、英霊と言えどもタダでは済まさない。大量出血で座に帰ることが無いのだから、楽しい楽しい拷問。…否、イタズラが出来そうだ。だが、これまた彼相手なら骨が折れそうなもの。求めているのは、裏切り者を追い詰める時だけの楽しさだ。命の危機を感じながらのスリルは求めていない。己を認めなかった、ただそれの報復。己は凄いのだと見せつける為だけのイタズラ。あぁ、考えるだけでも心が踊りそう。そんな考えを知ってか、知らずか彼は同情の言葉を掛けられる。辛い、とは考えた事が無かった。捨てられた子は哀れだが、同情される程の事だろうかと首を傾げる。自身の感覚が少々狂っている事に気付かずジッ、と彼を見て。ただ己は、この奇妙な魔力、そして己が背に刻まれた五芒星。これの謎を解き明かしたいだけ。母か父、何方かに原因があると考えている。知っているであろう当主や奥方に聞いても、貴方を守る為のものだとはぐらかされる。ただ、当主と奥方から得た情報から、己の実の両親の何方かと当主夫婦は友という事だけ。ならば、実の両親に聞くしかあるまい。ただ、それだけの考えで、復讐すら考えていなかった。己が考えていたのは拷問くらいだ。拾った文献を1冊1冊丁寧に元の場所に直しながら、口に出す。復讐ではなく拷問だと。どうせ尋ねたところで答えやしないのなら、拷問だ。しかし己は養子。そこまでの権力を持っていない。日藤家当主、もしくは奥方を拷問に掛ければ、己が処刑されるのは目に見えている。これも実の両親を見つけたい理由の一つ。それは言葉に出さず、指を切り落とすジェスチャーをしては、目に狂気を滲ませて)
…復讐。考えてもいませんでした。…ただ、そうですね…指を1本、1本切り落として、毒と呪いで冒して、ジワジワと、命の危機を感じさせながらの、拷問くらいですね。直ぐに音を上げられたら困りますけど
>美玖
【イアソン】
…案外苦労してるんだな、お前。だが、俺が生きた時代は半端者なんて沢山だぞ。…俺からしたら慣れっこだ。…多分だが
(何ともまぁ、大変そうだ。己は彼女ではなく、彼女は己ではない。彼女にならなければ、本当に彼女の苦しみや悲しみを理解することら出来ない。が、想像には容易い。己は旅に出たが、殆ど上手く行かなかった。もし、やり直せるなら、とも考えるが、それはそれで、また同じ旅を繰り返すということ。もう懲り懲りだ。あんな思いをするのは。なんて考えを頭を片隅に置いては、頭を掻く。自身を半端者だと語る彼女に、ふーんと興味なさげに息をもらしては、己が生きた時代では半端者は多くいたと溢して。神と人間の間に出来た子、人の形をしながら一部は動物だったもの、そのせいで皆から蔑まれたものがいたことも。己は、それを知っている。生前の知識、聖杯から与えられた知識で。だから、己は彼女が半端者だろうが関係ない。己は全て慣れっこなのだと口にして。ただ、言っていて自身が無くなった為、多分と付け加えて。彼女に手招きされ、彼女の後について行く様な形で足をすすめる。歩いていて分かったが、何とも普通の家だ。魔術師の家ならば、工房であったり、罠が沢山仕掛けられていると思っていたが、そうでも無いらしい。普通の一軒家のような作りだ。ただ、何か結界を張っている。それだけは分かる。己は魔術には詳しくない。聖杯から知識を得たと言っても、魔術の詳細までは理解はできないのだ。不思議な感覚を覚えながらも、彼女の言葉に甘えて自分だけソファに座る。居間も一般的だ。キョロキョロと辺りを見渡しては、下記を。)
じゃあ、お言葉に甘えて。…にしても、随分と普通だな。魔術師の家なら、もう少し複雑な作りかと思ったが。
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