名無しさん 2022-06-02 22:52:14 |
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>キャスター
【日藤莉緒】
…それは、どうも。ですが、まだまだですよ
(流石は英霊。自室に張った結界に直ぐ気付くとは。未だに、この屋敷の人間にはバレていないのに。己の感覚では、だが。己の命を守る為に張ったもの。しかし、この家で命の危機を感じた事は今一度たりともない。それ程、当主と奥方には良くしてもらっている。自身を拾ってくれたし、何より我が子のように育ててくれた。時に優しく、時に厳しく。己は何度感謝したことか。夫妻に恩は感じているし、その恩を返したいとも思っている。だが、どうしても信頼しきれない。血の繋がりが無いからだろうか。それとも、夫妻が己を捨てるかもと思っているからなのか。いずれにせよ、いずれ恩を仇で返すのだ。警戒を怠るわけにはいない。それよりも、だ。流石に散らかし過ぎだな、と反省しながら、そこら辺に投げ捨てられている文献を拾う。ある程度だけでも、片付けるかと思いながら書物を拾っていると思ってもいなかった質問に思わず驚いた表情と声を出してしまう。何故、そのような質問を?彼にとっては、損にも得にもならない質問だろう。本当に良く分からない英霊だ。明日の朝、当主と奥方に紹介するのすら手を焼きそうな英霊だ。だが、彼の質問はコチラにとっても、損にも得にもならないものだ。話しても、特に問題はない。だが、何となく恥ずかしい気もする。書物を拾いながら、少々気恥ずかしそうな声色で下記を)
え?…まぁ、同じ職業柄、気は楽だろうと考えましたけど…。それとは別に、憧れの陰陽師が居ますので。その陰陽師が英霊として存在しているかは分かりませんが…。私の目標、とも言えるお方ですね。その陰陽師を英霊として喚べたら、と数週間前から考えていましたし。
>美玖
【イアソン】
…問題は、その六組をどうやって楽に倒すかだな。…不意打ちとかしか無くない?
(そう。己以外に、六騎の英雄…否、英霊がいる。そんな六騎を、如何にかして楽して倒す方法はないものか。前線には出たくない己と後方支援の彼女。痛いのも苦しいのも生前、嫌と言うほど経験した。もうそんな思いは懲り懲りだ。楽して勝つのが一番だ。では、どうしたら他の英霊に勝てるか。不意打ちだろう。英霊同士で戦い、何方が勝ち、その不意を狙えば簡単に勝てそうなものだ。相手が、船員で無く、尚且つ弱い英霊前提だが。どうして死してなお戦わなければならないのか。プライドはない。船長というものは、是が非でも生き残らなければならないのだから。だが、どうしても不安は取り除けない。憂鬱な気分になりかけていると、彼女から期待の眼差しで見られている事に気付く。どうして己をその様な目で見るのか。己に期待して出るものなど何もない。だが、最優。そう言われれば話は別だ。そうだろう、そうだろう。己は最優なのだ。何故なら、あのアルゴー号の船長にして、50人もの勇士と共に旅をしたのだから。凄いに決まっているであろう。ギリシャの大英雄ヘラクレス、ギリシャ随一の女狩人アタランテ、双神のディオスクロイ。皆の名を挙げたら霧がないが、凄い英雄と共に旅をしたのだから。褒められて気分が良くなる。それ程まで、自分の事を知りたいのかと。ドヤ顔を浮かべながら、自信満々に下記を)
…ま、まぁ、それ程でも無いがな!なんて言ったって、この俺はアルゴー号船長イアソン様だからな!
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