名無しさん 2022-06-02 22:52:14 |
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>莉緒
【キャスター・蘆屋道満】
ご随意に。どこへなりともお供させていただきましょうぞ。
( マスターとサーヴァント、主従であり運命共同体といってもまだ邂逅したばかり。かつて名を轟かせた英雄とはいえ所詮は使い魔の一種、踏み込まれることを嫌うマスターならば切り札である令呪を乱用して、改めて立場を線引きされてもおかしなことではなく。それならそれで暴いてやろうとまで考えていただけに、彼女が望みを話してくれる気があるということに少し拍子抜けした。だが、それならそれで悪くはない。己も一枚噛めそうな面白い野望ならば真に手を貸すのもまた一興、そうでなくともマスターである彼女の願いという弱い部分を握ることができる。──それにしても。視線を巡らせて軽く検分した程度だが、どうやら屋敷内にはいくつかの呪い札が仕掛けられているらしい。己が宿敵、あの忌々しい陰陽師の施す術には及ぶことなどないそれらを壊すのは造作もないことではあったが、今行動を起こしたところで得るものもない。そういったことは、ここぞという時に。より混乱を招きやすいタイミングで行うべきだ。故に口を噤めば、詰めていた距離を開き、彼女の言に大人しく従って。一先ずは彼女とこの日藤家を知るところからだ。それまでは、あの憎き陰陽師に関するでもない限りは様子見をするつもりで、努めて従順を装い。 )
いやいや、どのような突飛、どのような奇話であっても貴女の言に疑いなど、一片も向けることは決してございませぬ。フフフ。
>セイバー
【斎賀 未玖】
欠片も理解できなかったらそうなってたかも。でも、私でもなんとか分かる範疇だし、なっちゃったものは仕方ないしね。
( 時にマイペースとも揶揄される飲み込みの速さは、数少ない取り柄の一つだ。わざわざ戦争だなんて呼称するぐらいなのだから、ババ抜きで勝敗を決するような穏便なものではないのだろう。だが、それならそれで仕方がないし、混乱という名の思考停止をするぐらいなら今後について考えた方が有意義だ。セイバーとの関係も、使い魔を持ったことがないから果てさてどうなるかとは思ったが、渋々といった様子ではあるものの握手を交わしてくれるあたり、気難しい人ではないのかもしれない。言動は高慢そのものだが、こうして指導してくれている姿を見るに面倒見もいいようだ、先輩や上司向きである。前線に出すなという言葉には頷かず、さらっと後回しにして。紙が劣化して内容のほとんどが識別不能となっているこの本にも、辛うじて読解できる範囲に英霊という単語が書かれていたことを思い出せば、パラパラと頁を捲りながら答えて。魔術に関することのほとんどは祖母から習ったものなので、大半が祖母の受け売りだ。 )
いやいや、私もどっちかと言えば後方支援系なんだよねー。オッケー、その辺のことは後で詰めていこう。んで、英霊だよね。おばあちゃんから聞いたのは、かつての偉人や英雄とだけ。
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