名もなき創生者 2022-06-02 20:47:38 |
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>ゲダツ、スプリングフィールド
船すら容易く飲み込む海の魔物を食べようだなんて普通は思わないと思うけど…凄いわね。
それだけ聞くととってもアナーキー(無政府、無秩序)な世界ね…いいじゃない、大海賊時代…弱き者は淘汰され強き者が生き残る。自然の摂理に沿った野性的な世界…昔の私だったら真っ先に行ってたかもしれないわ。好奇心旺盛な仔猫みたいな性格をしてたから…
(実際に見ていないので想像上でしかないが、船すら飲み込むとなると巨大であろう魔物の肉が美味いという相手の言葉を聞き、唸る様にして。海賊がのさばり、海軍がいて、更にバウンティハンターまでいるその世界の現状を聞けば、「刺激的ね」と不敵な笑みを浮かべて。今こそ成長して理性が働くようになったので無茶はしなくなかったが仔猫の様にヤンチャだった昔の自分ならば嬉々としてその環境に身を置いただろう…と、苦笑の笑みを浮かべ)
私の?そうねぇ…
まずゼムリア大陸っていう大きな大陸があって、その中にいくつもの国家が存在してるわね。
西側…のほぼ中央に位置する二大国家の1つ、「皇帝」を最上に置く1000年続く最古の君主制国家「エレボニア帝国」…そしてもう1つ、民主主義国家「カルバード共和国」。これに挟まれる形で存在する両大国の緩衝地帯「クロスベル自治州」。他には…規模こそ小さいけれど二大国家と対等な外交を築く王政国家「リベール王国」。まぁ、こんなもんかしら。東側にも色々と文化は発展しているのだけれど…最近は龍脈(地脈)の乱れで不毛の地と化しているわ。貴方の世界程殺伐とはしてないけれど、つい最近も帝国と共和国で戦争が起きたり、自治州が帝国に占領されたりと緊張状態が続いているわね…
(ポケットからメモ帳を取り出すと、簡潔に自分の世界の図を描き始めて。複数の国家が存在し、時に争い、時に協力している事を伝えて…)
そうね…奴隷以下の扱いだったし、生存者もごく僅か…そんな環境にいたわ。忘れたくても忘れられない過去の話、って奴よね。大丈夫、今は幸せよ?(察しの良い人ならば、彼女(レン)がどんな環境下にいたか大体察するであろう。壮絶な過去を送ったからこそ当たり前のことが当たり前じゃないことは良く分っていた。だが、それはもう過去の話で今は幸せであることを伝えると、ふぅ、と小さく息を吐いて)
あぁ…特に気にしないほうがいいわよ?その「へそ」っていうのは彼の口癖…というのは少し違うけど、まぁそういうものだから。
えぇ、分かったわ…私の事はレンでいいわよ。異名もあるんだけどそっちは少し恥ずかしいから。
(早速「へそ」に疑問符を浮かべた彼女を見れば、補足するように説明を入れて…)
…やっぱり。私は半分は女のカン、みたいなものだったけれど…もう半分は足運びや呼吸の仕方、あとは佇まいを見て、ね。…私も昔、人形兵器と呼ばれるものを扱っていたしその制作者とも縁が深かったから…感づけたけど…でも、確証は持てなかったくらいには精巧に作られてるわね。
(いきなりこんな質問をするなんて…とゲダツを窘めようとするもあっさりと彼女が認めた事で、種明かしをして。そして自分以上に確信を持っていたゲダツに対して、お手上げといったようなジェスチャーをして)
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