匿名さん 2022-05-28 14:28:01 |
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(/ギデオンの過去編について考えていたところ、ぼんやりと形が浮かび上がってきたので共有します。まだ原案の状態であり、ここから加筆の可能性大です。何か追加や改変などの提案をしたいところがあれば、是非ご共有ください……!またそれらが特にない場合は、ご感想などのお気遣いには及びませんのでお気兼ねなく。)
●12年前の事件
ギデオンの親友・アーロンの昔の女が恨みで引き起こした事件をふたりで解決しに行ったところ、無関係の子ども複数人が犠牲になった上、アーロンを喪うことになってしまった事件。
事件の発生場所:森の中の「黒い舘」
犯人:サキュバスの女
被害者:子ども5人(うちひとりのみ無事、他は現在に至るまでサキュバスの呪いにより昏睡)
行方不明者:アーロン・ガードナー
関係者:ギデオン・ノース
・23年前:師匠かつ初恋の相手だったシェリーを喪ってから内心沈んでいたギデオンを、魔法剣士見習いのアーロンが遊びに誘う。これがきっかけで2人は親しくなり、やがて一緒に女遊びをするように。
・21年前:アーロンが年下の少女を引っかける。少女の正体は人間のふりをしたサキュバスであり、初めて交渉する相手がアーロンだった。サキュバスは「優しくしてくれた」アーロンに本気で恋をしてしまうが、アーロンにとってはただの遊び相手でしかない。最終的に、「人間とサキュバスでは子どもを作れないから」という理由で、一方的に別れを告げる。ギデオンはこれを静観。
17年前:サキュバスの少女は、アーロンを諦めきれずにずっと追いかけてアプローチをし続ける。やがて疎ましく思ったアーロンが、彼女を呪いで攻撃してしまった。弱りきったサキュバスはついに姿を消し、ギデオンも流石にアーロンを咎めて口論になるが、結局のところ友情が続く。
12年前:この頃には、ギデオンもアーロンもある程度落ちつき、それぞれの仕事のためやや疎遠になっていた。しかしある日アーロンから、「最近子どもが行方不明になっている事件を一緒に調査してほしい」と依頼が入る。何か心当たりがあってギデオンを選んだ様子。
→調べるうちに、行方不明の子どもたちは5人全員、「髪色・目の色・顔のそばかすがアーロンと同じ」と判明。
→さらに、子どもたちはある森のそばで行方不明になったこと、そこには「恨みに狂った美しい魔女が黒い館に住んでいる」噂があるらしいことがわかる。
→アーロンは若いころの過ちが万一明るみになるのを恐れ、同行者にギデオンのみを指名。2人だけで館に乗り込むことにしてしまった。
→黒いペチュニアの咲き乱れる不気味な館を訪れてみると、やはりそこにいたのは例のサキュバスで、彼女は完全に気が触れていた。彼女はアーロンに捨てられたのが12年前であることを理由に、いずれも12歳前後の「アーロンとの間にできた子ども」を魔法の力で監禁し、一方的に愛で暮らしてきた様子。ただし、サキュバスである彼女は人間の世話の仕方を知らず、誘拐された子どもたちは既に酷く衰弱していた。
→子どもの保護を第一に考えたアーロンは、ギデオンに子どもたちを連れ出させるため、彼女に嘘の愛を囁く。しかしそれがサキュバスの逆鱗に触れ、彼女は大暴れした。死闘の末、サキュバスの放った呪いが四方八方に飛び散り、ギデオンの目の前で4人の子どもが死んだように動かなくなる。
⇒子どもの命を奪わせるわけにいかないと考えたアーロンが、サキュバスに対する無抵抗と完全服従を宣言。彼女はギデオンに子どもを連れて出ていくように言うと、館に火を放った。
⇒結局、行方不明になった子どもは全員発見できたものの、無事だったのはアラン少年ひとりのみ。ほか3人は昏睡状態で、後に魔法医に診せても呪いを解くことができないとわかる。黒い舘の焼け跡からは、アーロンの死体は見つからなかった。
⇒かつてアーロンとともに興じた若い過ちのせいで、ギデオンがアーロンを止めずにいたせいで、ギデオンが咄嗟に子供を守れなかったせいで、全員が不幸に陥る悲劇が起きてしまった……という考えから、一連の出来事はギデオンにとってトラウマとなる。
●今後に向けて(一案、アイディア)
・当時の被害者であり、現在はカレトヴルッフ冒険者となったアランを、過去編に触れるきっかけとしてどこかしらで絡められれば……!
・黒い舘が再出現した噂を聞き付け、「アーロンの何かしらを発見できるのでは」と考えたギデオンが館に向かう展開
・犠牲者の子どもたちが目覚めることがギデオンの寛解(罪悪感の克服)のきっかけになる可能性
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