匿名さん 2022-05-28 14:28:01 |
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はい……お酒の勢いで迫ってしまって、お恥ずかしい……もっと素敵な女性になってから告白し直します!
( 頬杖をつく横顔もかっこいい好き──なんて、恋に落ちたてのどうしようもない惚気はともかく、そもそも今回ギデオンに協力してもらったのも、彼と同年代の男達に付きまとわれているためで、その年の差の大きさはそれなりに知っている。そんな連中と比べるなんて失礼極まりないが、自分のような小娘に迫られて喜ぶどころか、困惑を隠さずに誠実な対応をするギデオンに、そんなところも素敵だなあと内心彼の真意には気づいており。だからといって諦めるつもりもなく、馬車の揺れに長椅子に座り直せば、表面上は恥ずかしそうに瞼を伏せてすっとぼけて見せるも、酒も抜け平静さえ取り戻せば、昨晩盛大にやらかしてくれた自分に感謝すら覚える強かぶりで。このまま誠実に断られてしまえば、2度とチャンスが来ないこともわかっているから、今答えさせないことで断らせもしない。長期戦になっても"仕留めた者が勝ち"と、親馬鹿の大魔法使いである父の教えを思い出せば「(ギデオン異性のタイプについて)パパに聞いたら知ってるかな」と呟いたのを最後に、冒険者として優先せざるを得ない仕事の話に態とシフトして、本日2度目の、今度は吐気も入り込む隙のない後悔を表情に浮かべて謝罪を。 )
まずは冒険者としての成長が1番ですけどね──昨晩は大変申し訳ございませんでした!独断で突っ走るなんてサイアク……。
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