匿名さん 2022-05-28 14:28:01 |
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──ギルドのも中々趣ありますよ、教科書に載ってそうっていうか……
でもほら、万が一がありますし、明日には連絡入れておきますね
( ギデオンの内心に沸いた温度など露知らず、ただ相手が自分の出自を知ってくれていたことに、えへへ、と素直に嬉しそうにはにかんで、無邪気に眉尻を下げてみせる。相手の思惑によって生まれた数日の猶予は、学院の施設を借りることを考えると、寧ろ丁度良かった。てっきりトランクは自分で持ち帰るつもりでいたが、ギデオンが信頼して預けられるという相手ならば何の心配もいらないだろう。大方仲のいい祓魔師であるドニーか、その相棒のジュナイドか。カレトヴルッフでも有数のベテランでありながら、気さくで楽しい紳士達であるコンビへのお礼を考えながら、ギルドの解析室へフォローのつもりで骨董品扱いのトドメを刺して、記憶を遡るように尖った顎へ指を沿わせる。別れるまでに次の予定を決めておかなくては──慌てていつかも待ち合わせしたことのある場所を告げたのは、本当はもう少しこの秋の夜長を楽しみたかったのだが、いつもは魅力的にビビを出迎える下宿の門が、今日ばかりは恨めしい早さで視界の奥に見えてきたからで。 )
……多分、明明後日くらいには使えると思います、一応また連絡しますけど東広場で待ち合わせでいいですか?
( そうして訪れた約束の日。夏の間に伸びた雑草を一掃するという地味に辛い仕事も、この後ギデオンに会えると思えばなんということは無い。弾むような足取りで待ち合わせ場所を訪れて、大好きな相棒を見つけると、飼い主の帰宅に千切れそうな勢いで尾を振る飼い犬の如きテンションで駆け寄り、ぱあっと浮かべた満面の笑みで小さく頭を下げる。先日グレンデル狩りの晩に、逞しくも酒場で呑んでいたという目撃情報の上がっている相手を、注意深く観察してから顔をあげれば、まだ18時を回らない微妙な時間に首を傾げるまでの勢いは、相変わらず全身からギデオンへの好意を溢れ流していて。 )
ギデオンさん、お疲れ様です!
怪我とかしてないですか?もうご飯食べました?
( / お世話になっております。設定置き場の更新と注意書きまでありがとうございました。非常に魅力的な小説に、本当にタダで読ませていただいてしまって良いのだろうかと朝から打ち震えております……!
私事で大変恐縮ですが、早朝御手洗に起きて拝読させていただいてから興奮で全く眠れず、その勢いで書き上げたロルでして、なにかご迷惑をおかけしてなければ良いのですが……
此方に限らず、せっかく作っていただいた設定置き場も遅筆で申し訳ございません。少しずつ準備しておりますので、もう少々お待ちいただければ幸いです。
取り急ぎ感謝の気持ちだけお伝えしたく、帰ってからまたゆっくり拝読させていただき、感想を伝えさせていただきます。重ね重ね本当にありがとうございます……!!
此度もどうぞよろしくお願い致します!/ 蹴り可 )
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