匿名さん 2022-05-28 14:28:01 |
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はぁい、わかりました、"パパ"!
ギデオンさんは心配性なんですよね、知ってます。
( 見くびっていないというのなら、どの立場でその発言をしているというのだろう。何の気なしにされた、ウトピアへ再び一緒に来るなんて約束も。いつの間にか自然と詰められるようになった顔の近さも──ああ嫌だ、全部無駄な期待だと分かっているのに。通りの向こうをぼんやりと見つめたまま、最近めっきり父になんか見えない相手へ、不満げに、けれども深刻さは全く感じられない甘えた調子で放った"その言葉"は、ギデオンへではなく、彼の女癖を知っても尚、相手の一挙一動に期待し浮かれてしまう己への揶揄。ここの美しい女性たちと比べれば、どうしたって乳臭い自分がこんなことを言ったって、ギデオンの表情はいつかのあの夜の様に涼しいままに違いない。季節外れの突風に、前髪が乱れるのを嫌って片手を顔の前にかざせば、その語尾がこれみよがしな自嘲に揺れるのを感じて──ほら、こういうところが子供っぽいのよ。と、脳ばかりはどこか冷静に自分の感情的な心臓を嘲笑う。一度ゆっくりと瞼を閉じて小さく息を吐いて、反省と共に不安や不満も勝手に全部飲み下す。次にうっすらと目を開く頃には、いつも通り、"冒険者の顔"を浮かべられたはずだ。そのまま我儘なヴィヴィアンが顔を出さないうちに、ギデオンの忠告を受けて、明日以降調査に付き合ってくれそうな仲間達を脳内でリストアップしてみる。今回女性陣はナシとして──ギースやダグ辺りの普段わかりやすくビビを可愛がってくれる紳士連は、あれでいて本当に紳士なので、ビビと2人で此処へ来るような真似にはいい顔をしない。あれは少なからずビビの人気に乗じて騒ぐのを楽しんでいる節があると、少なくともビビはそう踏んでいる。もっと若い同年代の中には、そもそもこの込み入ったお願いをできるような相手は殆ど思い浮かばず、その点バルガスはあの真面目さからも非常に信頼がおけるが、彼と彼の幼馴染でもあるリズの気持ちを知っていて、あの彼女と冷戦をするような勇気はとてもない。実際の時間にして3秒程、細い指を顎にあてて小さく考え込んで、誠実に考えてギデオンしかいないのなら、ここは相手の言葉に甘えてしまってもいいだろう。やっとギデオンへ顔ごとその大きな目を向ければ、先程の揶揄に相手から反応が帰ってくるとは、露ほどにも思っていない間合いで、誘いの言葉を重ねようと薄く口を開きかけ。 )
……、
( / ご丁寧なお返事ありがとうございます。
毎回返信にお時間いただきありがとうございます。私事にはなりますが、昨日今日で最近立て込んでいたリアルの方が落ち着きますので、明日以降また以前通りお返事できるかと思います。
お返事頂いたにもかかわらず、申し訳ございませんが、ご質問いただいた件は、ただいま用意しておりますので取り急ぎロルのみ失礼致します。/蹴可 )
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