匿名さん 2022-05-28 14:28:01 |
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──っもう!ちゃんと話聞いてくださいよ!
( 何もビビもこの一瞬の態度だけで、アーヴァンク達の危険度を判断した訳では無い。ギデオンが到着するまでの間、巣を観察して見つけた魚の骨やら、貝殻などの食べ残しの塚に、人間を含む哺乳類の残骸がないことは確認済み。誰よりこの運河に詳しいであろう船員達が、下流で巣を見つけた時の意外そうな驚きの表情を鑑みても、この運河では今までアーヴァンクの人的被害はなかったと見て良いだろう。その判断を見くびられ、守るべき子供の様な扱いをされたのは聞き捨てならなかったが、薄暗さも相まってやや開き気味の瞳孔が全身を滑る感覚と、自慢の脚力をあっさりと崩される程強く引かれた腕に、相手の動揺と心配を痛いほど思い知れば、如何せん絆されてしまう自分が悔しい。態とらしく眉間に皺を寄せてはみるものの、両拳を握ってした抗議には拭えない甘い響きが残った。面食らったように振り返るギデオンの動揺滲む声に、ジトリと瞼を半分に閉じても尚、上向きにカールした長い睫毛を冷たく震わせることで溜飲を下げ、アーヴァンクによる執拗な捜査が、今朝自分がすがりついていた左腕に及ぶ前に歩み出でれば、その鼻先を自然な動きで絡めとる。一瞬目をぱちくりとさせてから、満更でもなさそうに伸び上がり、ちゃっかり濡れた鼻先をビビの顎にちゅっと押し付けて来るアーヴァンクの習性などいざ知らず、ギデオンを振り返りながら微笑ましげに笑えば、すぐにアーヴァンクに向き直り。1頭の抜け駆けに我も我もとばかりに首を伸ばす魔物達に笑顔で手を伸ばせば、デレデレと眦を下げて浮かされた様に頷く魔獣達のごわついた毛を撫で付けてやり。 )
何故かわかりません、が、ふふ……凄く人懐っこいんです。
……ねえ、さっきは巣を壊されて怒っただけなのよね?私達もっと上流の街に住んでるの。下の巣だとちょっと遠いけど、この辺なら時々仕事で来るから会いに来れるわ。
( / ご連絡が遅れて申し訳ございません。9月半ばには一段落致しますので、それまでご容赦いただければ幸いです。
次章につきまして、そう仰っていただけて大変安心いたしました!魔導学院につきましては、詳しい説明を殆ど入れずに小出しにしていたにも関わらず、興味を持っていただけるとはありがたい限りで、必ず近いうち何処かで描写できるようにいたします。完全にこちらのやりたいこと詰め合わせパックですので、背後様のなさりたいこともどんどん取り入れつつ、これまで通りダイジェストや割愛も活用して、穏やかに変わりつつある2人の関係を眺めたい所存です。
数々の素敵なご提案もありがとうございました。どれも本当に魅力的で全部やりたい!と今から次回が楽しみで堪りません!
共同捜査については全く同じことを考えていたため、その流れでお願いいたします。
全体的な流れといたしましては、クリア条件不明かつ、プライベートの知り合いからの依頼半分、お願い半分といった形ですので、背後様のおっしゃる通り今までと違った距離感になるかと思われます。
それぞれのツテから依頼され娼館で鉢合わせした後の展開は、午前中や夕方まで通常の仕事をこなした後、待ち合わせをして本件の捜査をする流れをループにすれば少しでもシンプルになるかと思うのですが如何でしょうか。メタ的には日中の仕事は割愛することになるので、待ち合わせ→目的地(娼館、学院、舞踏会、孤児院、その他)の繰り返しですね。中でも娼館や学院含む教育機関は、何か所も回ることになると思いますので、やりたい部分だけピックアップすれば宜しいかと。キャラ的にも毎晩仕事後に待ち合わせする日課ができるのは美味しいと思うのですが、他にご希望の進行方法があればご提案ください。
期間的には長めにとって夏の終わりから、解決する頃には初雪が降っているイメージだと、やりたいこと全部詰め込んでも忙しすぎず、季節の移り変わりも楽しめるかと思うのですが、長編すぎるでしょうか……
背後様のご提案が本当にどれも素敵で、ひとつずつお返しさせていただきたいのですが、今朝の暇を逃しますとまた暫く返信が遅れそうですので、お言葉に甘えて次回と分割させていただきます。
次回に分けると申し上げた矢先で申し訳ございませんが、ギデオン様のご自宅訪問について、ぜひ楽しめればと考えております。
これまで逃げ回っていたところから本気になった瞬間、既に求婚や経済面を意識しているギデオン様のあまりの感情の重さと大きさに、声を出すほど喜んでしまいました……!ここが完ッ全にツボでして、仕事中に思い出しては繁忙期を支える活力となっております笑 ここだけはお伝えしたく、蛇足で大変失礼致しました。引き続きよろしくお願い致します。 )
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