匿名さん 2022-05-28 14:28:01 |
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(ギデオンとともに弱りきった市長から状況を聞いている間、白い額と形の良い眉に、怒りと悲しみの混ざった深い皺を刻み、憤りのままに拳を握しめていた。話の後も、あまりの惨状に杖を握り締めながら闘志を燃やしていると、ギデオンから下された課題に対する返事にも、かなりの熱が篭り )
はいっ!……言いましたね?
( その一方で『指示されたことはしてやる』という言質ににんまりと微笑んだか思うと、「それでは!」と作戦決行の夜までの間、街の怪我人の治療に当たることを元気よく宣言し。人々を元気づける様に明るく振る舞いながら街を飛び回りながらも、一応は憧れの冒険者だったはずのギデオンに、容赦なく雑用の指示を出す強心臓っぷりを惜しげなく発揮した。 )
──ギデオンさーん、目と鼻、大丈夫ですかー?
( そうして迎えた夜、街の市民に手伝って貰い急遽拵えたバリケードの上からギデオンに声をかける。ワーウルフは夜行性、群れで狩りをするが子供は巣穴においてくるため、襲撃を叩くだけでは長期的に見ると元を絶ったとは言えない。そこで、人間と比べて数百倍良いとされる鼻を逆手にとり、催涙効果のある霧で街への侵入経路をバリケードの内に誘導すると、ワーウルフの脚力を活かせない狭隘なスペースで数を減らしてから態と負傷させて逃がした個体を追いかけ、巣穴を特定する作戦で。持参した玉ねぎやセイレーンの涙から精製した魔法薬を使用してと言えど、広範囲の霧が霧散しないよう制御する魔法は負担が少ないとは言えず、第一段階でのワーウルフの殲滅はギデオンに任せて、自分は街を見渡せるバリケード上に。魔法薬の催涙効果は、ワーウルフ用に薄めに調合しているから人間に致命的なダメージ与えるレベルではないが、群れの襲撃を待って準備運動をしながら、霧中のギデオンに声をかけて。 )
( / 細やかなご配慮誠にありがとうございます。今回背後様に続いて、更にシーンを飛ばさせていただきましたので、かなりの長文となってしまいましたが、次回からはもう少しコンパクトに収めるように致しますので、ご容赦くださいませ。
ギデオン様の行動の確定のお許しをいただいたため、街についてからと作戦決行直前の流れを勝手に描写させていただきました。ご不満点や違和感がございましたら書き直しますのでお申し付けください。)
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