匿名さん 2022-05-28 14:28:01 |
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……、はい、覚悟しておいてくださいね。
( ──絶対に諦めてあげないから。相手の根負けしたような投げやりな言葉にくすくすと笑えば、最後の一言は口にせずとも、腕に込められた女性にしては逞しい力が、そのちょっとやそっとじゃ諦めないビビのしぶとさを表している。ギデオンはその大きな手を周りの人々には差し伸べておいて、自分は誰の手も借りずに1人で生きていこうとする人だ。選ばなくても良い辛い道を、彼を助けたい人間の手を振り払って1人で進んで行ってしまう。だから、そんな彼がすぐ隣の楽な道に気がついた時、其方へ突き飛ばしてあげるために。もし気づかずに茨の道を歩ききってしまっても、振り返った彼が一人ぼっちにならないように。1人くらい迷惑がられても、受け入れられなくても、執拗くついてくる人間がいたっていいだろう。相手が鍛えられたギデオンでなければ苦しく感じるだろう程に、痛いほどの愛を思い知らせるように、ぎゅう、と相手を抱き締めれば、夜空に大輪の華が弾ける音に、ビビもまた今日の目的を思い出し、そっと踵を地面に下ろした。 )
……!…………違うんです。
最近ずっとあまり食欲なかったんですよ。そしたらダイエットにも丁度いいし、別にいいかなって……
今日も昼のケバブサンドだけで……なんで急に、
( 回していた腕もそっと下ろし、数秒間程うっとりと空を彩る光を白い顔に反射させていれば、足元から上がった紙袋の擦れる音に、口でする前に腹の虫で返事を。こんなに豪勢な花火の、ほんの一瞬の間をついて出た音に、咄嗟に何に対するものかよく分からない否定を口にすれば、先程までの慈愛に満ちた穏やかな表情はどこへやら、後れ毛がふっくらと揺れる項まで血の色に染めると、口元を手の甲で覆って視線を逸らし。"健康的な"自身の胸元や太ももを見下ろせば、何が悲しくて惚れた男に目方の話をしているのか、と増える墓穴に今更涙目になって。 )
( / お世話になっております。程よいタイミングでのお声がけありがとうございます!(こちらこそギデオン様の揺らいでいく様子や、弱さの中に揺るがない誠実さに、ビビ共々心臓を鷲掴みされておりました。愛しさを掻き立てる心情描写、本当にありがとうございます。)
花火デート編の締め方については、これから大きな展開を起こすよりは、祭りの後片付けの仕事など囁かな『また明日』を約束するような、日常に戻っていくちょっぴり切ない、祭り最終日の雰囲気を楽しめればいいなと考えております。
今後については、黒い舘編の前に、ギデオン様の過去の女性と関わるような展開があっても良いかなあと。また若干時間軸が前後するのですが、以前仰ってたダブルベッド・デレる前 編もやってみたく……!今度こそ潜入先で夫婦漫才をすることになった2人も見てみたいです。ここ数回、ビビが強い展開が続いたので、演技と言えどギデオン様に自分の女扱いされてタジタジになればいいかと()
・箸休めの番外、ダブルベッド事件
・ギデオン様の過去の女性&夫婦漫才
・黒い舘編
の順番ですとスムーズでしょうか。個人的にビビはギデオンの過去の交友関係の派手さに、うっすら気づいているつもりでロルを回しているのですが、ギデオン様としては矢張り知られたくないものでしょうか…… )
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