匿名さん 2022-05-28 14:28:01 |
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……母を尊敬してるから、"その娘の私"の気持ちには応えられないんだって、聞きました。
( たった二週間にも関わらず、久しぶりに触れた大好きな暖かい手に、どこか懐かしささえ覚えれば、そっと指を絡め返す。そうだとも違うとも答えてくれない相手に、また誤魔化す気なのかと誤解して。つるりとした眉間に皺を寄せれば、怒りを顕にする珍しい表情を。そうでなくとも、ギデオンが言いたくなかったことを、密かに教えてくれたマリアを売るような真似をする気は毛頭なく。言葉を繰り返すのは聞き分けのない子供のようなのに、「私、結構傷ついたんですよ。」と続けた言葉は、どこか冷静で冷たい鋭さを含んでいる。 )
ママを……殺した私が憎いなら、それで良いんです。
……良くないけど、それは"事実だから"……
( 思わずその指に力が籠ったのは、やはりシェリーの話題で──幼い頃から周囲にはよく恵まれていた。ビビには甘い父と、賑やかな冒険者達は皆優しく、誰もビビの前でシェリーの話をしなかった。だから、母の死因について初めて知ったのは、かくれんぼだと、1人こっそりギルドに忍び込んだとある日。その迂闊な冒険者たちも、ただビビに気づかないまま、シェリーを悼んだ思い出話に華を咲かせていただけで、悪意があった訳ではなかったのだ。不幸だったのはその時ビビの傍に、その責任はビビにはないと言ってくれる大人が誰もいなかったということで。そのまま誰に相談することも出来ないまま、眠れぬ夜を何度も過ごして、ヴィヴィアンの中でその負い目は大きく膨れ上がっていく。それこそ、自分が母の命を奪ったという空言を事実だと信じ込み、力のない憔悴した笑顔を浮かべる程に。 )
( / お世話になっております。今回はシリアスで切ない感情描写ありがとうございます。それ以前のケバブやダンスの描写も本当に素晴らしくて、読むだけでありありと味や光景が思い浮かびました!
今回、ギデオン様が断った花火に誘うにあたり、一方的にマリア様の話だけを信じて怒るビビが少し解釈違いだったため、一度正面から問うシーンを入れさせていただいたのですが……当初花火を見ながらするべき会話を奪ってしまっているような気がして、どうしたものかと迷っております。
此方としては
・シェリーを自分が奪ってしまった故にギデオン様に疎まれているという勘違いの否定
・ギデオン様がビビ自身を見ていなかったことの肯定
以上を受け、改めて花火を一緒に見て欲しいとビビがお願いし、花火シーンでは
・2度目の告白
・再アタックの了承
という展開を考えておりますが、あまりハッキリとした展開を思いつけておらず、今回かなりお返事しづらいロルになってしまっているかと思います。もし、背後様がなにかアイデアをお持ちであれば、今回のロルは書き直させていただきますので、教えていただければ幸いです。
こちらの細かいこだわりでお手数をお掛けして申し訳ございません。お時間ある際にご検討お願い致します。 )
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