ミカン弁当 2022-05-23 09:00:25 |
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「はぁ…なんか今日は疲れたな…」
まさか学校1の美少女と言われる奄美さんに話しかけられるとは…さっきまで緊張していたせいか、帰り道はどっと疲れが…
「やぁ、これから帰りか?…何かあったなら相談に乗るぞ?」
そんな中声をかけてきたのは、幼馴染の所謂クーデレ少女、林田だ。正直可愛いしクラスでも人気が高いのだが、こうして時間を作っては僕に話しかけてくれる良い奴だ。
「あぁ、実は……」
今日起こった事の相談から、他愛もない話まで。僕らは時折笑いながら帰り道を歩いていく。他人に見せないような顔を見せてくれる林田との2人だけの空間は、僕も気を遣わなくて良いからとても居心地が良い。
「そうだ、今度家に来ないか?久しぶりに2人で遊ぼう。」
「あぁ、良いね。それじゃ、また」
楽しい時間はあっという間で。気付けばもう家の前だ、今度遊ぶ約束をした僕は嬉しい気分のまま家の玄関を開ける。
「ただいま~」
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