筆者 2022-05-22 20:58:31 |
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……いや、仕事ではないが。
すまない。少し待っていてくれ。
( 画面の名前を一間見つめると、仕事の電話かと尋ねてくる相手にハッとして返答する。突然の着信に何事かと考えを巡らせるが、よくよく思えば、此方には息子がいるのだから様子を尋ねるために電話してくるのも当たり前だろう。
一瞬期待したものの、上記の思考を巡らせればそんな期待も淡く消え去り、呼吸を一つすれば通話ボタンを押した。)
…もしもし、先輩。どうかしましたか?
( しかし、通話に出る声は普段よりも何処か明るく嬉々としていて、表情もどこか柔らかなものがある。なんとなく、窮屈に結いあげた髪の毛を解き、風に靡かせれば相手の声が聞こえてくるのを待つ。)
( / ありがとうございます!
お父さんの登場、ありですね。笑
鈍感で優しい父親も良いのですが、実はずっと澄佳からの好意を知っていたという切ない展開が合っても良いなと少し悩んでいるこの頃です← )
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