筆者 2022-05-22 20:58:31 |
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…え、先輩…ッ、……。
( 此方の返事も待たずに通話を切られれば、脱力して耳に当てていた携帯をしまう。唐突で強引な先輩らしいく、いつものそんな彼に振り回されていたなとこれまた懐かしく感じる。
それにしても、自分にも会いに来るだとか泊まるとか言っていたが、そんな事を言ってしまう事にもどこか罪深さを感じ頭をかく。特に深い意味は無いことぐらい分かっているが、そこがまた、会える嬉しさと無性な寂しさを感じられて自分を悩ませるのだ。
まぁ、兎にも角にも、自分に出来ることは先輩が来るまでに多少は家の掃除をしておくことぐらいだろうか。)
……キミのお父さん、週末にくる気らしい。
( ふと、縁側から庭へと降りてくると、作業をしている相手の元へと近づいていき、隣に立てば小さく上記を告げて。事情を話してしまっただけに少し気まずくもあるが、そんな事を言っている場合ではない。事情がどうであれ、家主と同居人、そしてその親との関係はそれ以上でもそれ以下でもない。 )
( / そうですね。頃合いを見て時間操作も行いながらやって行きましょう!
ありがとうございます!そちらもまた何かあれば仰ってくださいね )
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