ったく…(相手のキッチンへ向かう姿を見送り、誰にも聞こえない程に小さくため息と声を溢して。本当ならいつも相手の事を女性のように抱きたい、そう思ってる筈なのについ先ほど出た言葉は全くの逆の思考、その筈なのに相手によりそれが叶えられるという事実が嬉しいのもまた事実で。どうしたんだろう、なんて考えながらもまた鳴った腹の虫に従うようにリビングへ向かい)