罪を犯した貴方たちへ。

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「ふふっ、あなたにはこうしてパンを焼いたり、知恵があると見えるわ。それに…………ああ、あの子ね……確かに、この世界のことを全て知っているわね。だけど、全てを知っているのって、つまらなくないのかしら？」

全能の存在は、全能である故にひとつ「未完成」を置くという。どこかで聞いたことのある、例え話よ。

「……まあ、それは人それぞれ、ね。自由の中にある不自由、それも悪くは無いわ。ひとつ思い浮かんだこともあるし、ノウンちゃんのところへ行ってみるかしら……ありがとう、ソウイチさん。」

ソウイチさんから、パンだけでもなく会話のタネも貰ってしまった。きっと本人は無意識であるだろうから、言わないことにしておくけれども……
【ノウンの方に絡みますかね？】