匿名さん 2022-05-05 14:12:04 |
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(名前を呼ばれるまで体感的に長い時間に感じられた。道路を走り行く車、そのライトの反射によりうっすらと相手の顔が見えた様な気がしたが表情までは判別できず。
今の己は相手の一連の流れを静かに見守ることしかできなかった。その姿は手馴れているようにも見えてこの“仕事”は相手にとって長い時をかけて行ってきたのだろうか。理由があってきっとこの様な“仕事”をしているだろうから、相手から話してくれるまで詮索しないと決めた。
真実は相手にしか分からないので推測の範囲を抜け出せず、相手を想うとそのことについてこれ以上考えるのは止めないと。
誰だかわからないが性格ゆえにそのまま立ち去る事はできず、地面に拡がる血液は横たわる“その人の姿”から流れ出ていると考え。両手合わせるとせめてもと弔い。ゆっくり瞼を開けた後、後を追ってついて行くが今の相手を想うと隣に並ばない方がいいと判断し、後ろからついて行く形でアパート目指しひたすら無言で静かに歩みを進めて)
………。
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