契りの刃 〆

　…え、じゃあ、自分の家でも、着ようかな。

( 美味しそうに立ち込めるカレーの香りになんだか安心するように肩を落とせば、髪の毛を拭かれ少したじろぎながらも上記を述べた。
相手の弾んだ声を聞けば、なんだか此方の気分まで少し明るくなったような気持ちになって、何時もなら痒くて仕方の無い左腕も自然と忘れることが出来た。
一度離れたかと思えば、ドライヤーを手に戻ってきた相手に、髪を乾かしてもらうのは小っ恥ずかしく、癖で遠慮しようかと口を開くが、相手には逆に、また気を使わせてしまうだろうかと 「 まぁ、いいか。」と大人しく彼の前へ座ることにして。)

……そういえば今朝、“ 1番会いたかった ”って俺に言ってたけど、俺の事、知ってたの？

( 誰かに髪を触られるのは、何時ぶりだろうか。となんだか穏やかな気持ちになりつつ目を閉じていると、ふと、気になっていたことを問い掛けてみた。
今朝、玄関先で会った時、彼は確かにそう言ったが、自分のことをハッキリと認識し、会いたいとまで思ってくれる人が居るとは思っていなかった。 彼は、一体いつから自分の事を知っていたのか、単純に知りたくなったのだ。 )



( ／ スキンシップ大歓迎ですよ！
人との付き合い方に多少問題のある子なので、すぐにはお返しできないかとは思いますが、決して嫌な訳では無いので(*´ω｀*)

初デート…どこにしましょうか…。無難に遊園地とか、水族館とかでも喜びそうです()他所へ遊びに行ったことがないと思われますので一般的な“普通”への憧れもありそうです←
なんなら散歩デートでも喜びます← )