匿名さん 2022-05-05 14:12:04 |
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…あ、ありがとう。
( 止める隙もなく、テキパキと準備してくれる相手の背へ小さくお礼を言えば、ソワソワと落ち着かないまま、促されるがままテレビの前に座ってみる。
彼は見返りはいらないと言ってくれるが、ここまでやってもらっては流石に申し訳なくて縮こまってしまいそうだ。それでも、なんだか楽しそうに、今度はキッチンへ立つ相手の背を眺めると、少しずつ頬の緊張が緩む気がしたし、自分も家事を頑張らないとな、なんて思考する。
暫くすれば、お湯張り完了の音楽が流れ、ゆっくりと立ち上がれば相手へ一言声を掛けて浴槽へ。
脱衣所で服を脱ぐと、その痛々しい肌が露わになり、一気に自分の生活を思い知らされる。特に左腕は、仕事の度に新しい傷を付けているだけあって古傷から新しいものまで無数にあった。
とにかく、今日だけでも仕事の連絡が無いことを祈りつつ、温かな湯気が立つ浴槽へと身を沈めると、細く息を吐いて目をつぶる。)
郁海、ジャージぴったりだった。
着心地いいな、これ。
( 数十分ほどすれば、タオルで髪の毛を拭きながらやってくる。濡れているからか、癖のある髪質はよりうねり、少しうっとおしそうにかきあげた。
借りたジャージは発言通り袖丈もぴったりで、改めて礼を述べると小さく微笑んだ。 )
( / ありがとうございます!夜更かしも楽しみです!!
お酒飲めますよー!仕事柄アルコールにも強いイメージです←
良いですね!ぜひその流れで行きましょう!変更してしまい申し訳ない…()
せっかくのデートで、郁海くんに喜んでほしいからオシャレ頑張ってみるけど、結局上手くいかずに郁海くん本人にコーディネートを頼みそうです← )
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