匿名さん 2022-05-05 14:12:04 |
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( 講義が始まる直前、彼がストレートに投げ打ってくる言葉に、思わず「 なんだ、それ 」と再び口元が綻んだ様だった。
正直、友達と言われても、それらしく振る舞える自信はないし、そもそも友達でいられる自信もない。それでも、運命の出会いなんて言われれば、なんだか照れてしまって、可笑しくて。
履修内容は各自で違う部分もあるわけで、その後はいつもと変わらずひっそりと講義を受け、特に誰とも親しげな会話をしないままいつの間にか時間は過ぎていた。
服の上から左腕を無意識にかきながらゆっくりと校門へ向かっていると、ふと、明るい金髪が目に留まり、足を止める。どうやら、そこにいるのは彼らしかった。)
……帰らないの?
( 仕事上の癖なのか、はたまた元々の癖なのか、音も気配もなく相手の傍へ近づけば、思い切って声を掛けてみる。相手はなんだか小声で色々言っていたようで、内容までは聞こえなかったが、ズボンのポケットに両手をつっこんだまま、首を少し傾げて相手の顔を覗き込んだ。
こんなところで立ち止まっているところをみると、誰かを待っているのか、何か訳があるに違いはなかった。 )
( / 楽しそうな提案をありがとうございます!ぜひぜひ!
デフォルトの服装を変えることは出来ませんが、展開の中でいつでも着せ替え人形にしてやってください!
2人でお出かけする時も、たまにはイメチェンして行っちゃったりしてもよいですね* )
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