匿名さん 2022-05-05 14:12:04 |
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………..。
(__いつも、寝起きは良い気分がしない。
癖毛の髪は例によって爆発しているし、左腕の傷は疼いて痒くなるし、仕事時に使うナイフの感触がいつも右手に染み付いて、なんだか居心地が悪い。
窓から差し込む光に眉をしかめながら包まっていた布団から這いでると、顔を洗って髪の毛をいい加減に撫で付け、いつもの服に身を包む。歪な傷達も、居心地の悪い感触も袖で隠してしまえばマシになる気がした。
どんなに行く気になれなくても、大学の授業をサボる訳には行かず、鞄を肩にかければのそのそと玄関へ向かった。勉強はもちろん、ただでさえ普通とはかけ離れた自分が“学生”として唯一無難に過ごせる場だ。まぁ、そこでも浮きまくっているのが現実だが。)
……ぁ、…。
( そんな事を考えながら、自分には苦しいぐらいの眩しさと外気に目を細め家を出ると、偶然にも同じタイミングで現れた人影に、思わず視線を向けて情けない声が洩れる。
そこに居たのは同い年ぐらいの男性で、大学へ入学してからここに住んでいるものの、初めて見る隣人の姿だった。)
(/ このような感じで回させて頂きました。
何か気になる事や展開について相談等ありましたらいつでもお声かけくださいね! )
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