…! ( 不安げな様子の彼女の口が動くのを見逃さなかった。此方も声は聞こえないだろうが、「君の敵ではない」と言う。組織の一員としてきた自分だが、今はそのことも忘れ、早く彼女をこの場から救ってあげたいという一心で。) 伝わるかわからないが、とりあえず手当てをしたい。