僕のせっかくのファンサ…… ( 口を尖らせながらぼやくも、表情はいつものやりとりだからと気に留めていない様子で。足早に校門付近の人集りを抜けようとする玲央と、目を引く彼の容姿に注目する周囲の間にさりげなく自分の身を挟みながら、何とか構内へと到達し ) 相変わらず注目されるの苦手だねえ、玲央は。