匿名さん 2022-04-03 19:37:26 |
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>弥生
だってあの先生厳しいし。ありがとう弥生ー!
( 周りの人からの視線は、特に気にならなかった。毎回こうして頼りにきているからこそ、自身にとっても周りにとっても何ら珍しいことではなく。苦手な教師の名前を出されると、先程まで教壇に立っていたその人の顔が思い出されるようで。苦虫を噛み潰したような表情になるも、当然のように受け入れてくれる彼女にころっと表情を変えてお礼を告げ。促されるまま隣の席に腰を下ろすと、持っていた荷物を机に乗せる。勿論勉強は好きではないけれど、彼女に教えて貰う時間は好きだ。表情緩めつつペンポーチを開き、シャーペンを取り出すと教科書、ノートを開けながらぼやき )
今日ここやったんだけどね?ぜんっぜんわかんなかった!
>慧斗
あ、慧斗……さては目安箱の回収だな?
( 昼休みに入るとすぐに弁当を食べ終え、クラスメートと喋る。その間に5限の教科書などを机に出しておくのが恒例で。興味のない話題は適当に聞き流しながら、ゆるく付き合う。そのくらいの距離感が一番楽であり。ふと聞こえた間延び声に気付くと、ドアの方へと視線を向けて。予想通りの人物を捉えると軽く手を挙げて答え。そのまま彼のところまで歩み寄ると、揶揄うようににやりと笑みを浮かべて一言。なぜ想像がついたかといえば最近自分も回収当番だったからなのだが、あえてそれは言わずに。雑用が面倒なのはわかるし、自身もたまに忘れて慌てるために人のことは言えない。廊下に出るからと制服を少し整えた後、けらりと笑って )
まあ、時間はあるしのんびり行こうぜ。
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