[退廃/仄々] ターリアの埋葬 [記憶喪失/途中参加歓迎]

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主  2022-04-01 00:00:13 ID:0e3faf12e
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 ごおん、と七つ目の鐘の音が聞こえた時、僕はまだ、錫雨区の廃墟の屋上で立ち尽くしていた。近くには首の折れたビニール傘がぐったりと横たわっている。冷え切った指先が震えぬように、強く拳を握り込む。きっともう会うことは出来ないのだと、頭蓋の隅で諦念が囁いた。その声に必死に耳を欹てていないと、人魚の肉でさえ喰らってしまう気がした。

 彼女の暖かい心臓に触れたその感触を、今でも覚えている。

 泥水を塗りたくったように濁った空と雲の境界を、一羽の鴉が落ちていった。それを見送ることしか出来ない僕の両足は、ずぶずぶと泥濘んだこの地の底に、膝まで沈み込んでしまっている。閉じた瞼の裏側が、いつか見た銃口と同じ色をしていた。喉の奥に張り付いた溜息は、もうどうやったって吐き出せそうになかった。


 君の名前は何だっただろうか。

 いや、そもそも僕の名前は?

 この夕立に意味はあるのか?


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  • No.7 by 主  2022-04-02 21:22:05 ID:0e3faf12e


名前 : レイ
性別 : 男性
年齢 : 不明

容姿 : 肉眼で捉えることが出来ないため不明。
視認されないことを不便に思ってか、どこからかボロボロのロングコートを拾ってきて常に羽織るようになる。深緑のコートは全体的に薄汚れており、裾や袖口は酷く擦り切れているが本人は気に入っている様子。律儀にフードも被っている。シルエットから推測できる身長は170㎝前後といったところ。

性格 : 愛想は良いが飄々とした態度を崩さない、どこか掴めない男。基本的にはお喋りで社交的な性格。常に冗談を言っているような軽い口調で話し、皮肉や捻くれた言動も多いが、根は素直な様子が伺える。時折何を思ってか取って付けたように高飛車な物言いをするが、長続きはしない。退屈を嫌っており、日々面白いことを探している。悪戯好き。人を困らせるのが好きな悪趣味な一面もあるが、本当に困っている人は放っておけない憎めないお人好し。

備考 : 一人称「僕」、二人称「君」。人間と会話出来る状況が珍しいのか、柔らかな青年の声で朗らかに話す。ウツラ様を自称する正体不明の透明人間。目には見えないが物理的に触ることは出来る模様。一般に知られているウツラ様の特徴とは異なる部分も多々あるが、本人は自分のことをウツラ様であると信じているらしい。錫雨区の南寄りの地点にある廃教会にひっそりと住み着いている。

サンプルボイス :
「僕は優しいウツラ様だからね。そんなお願いは簡単に叶えてあげるよ。待ってて!」
「……哀れな迷える子羊よ、って言われてもなぁ。そもそも僕、羊じゃないしさ」
「いつからって……そんなのは知らない。難しいこと考えるのはやめたんだ、とっくの昔に」
 

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