店長・sour 2022-03-06 18:52:25 |
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【その後のお話】
店長「お疲れ様ー。」
師匠「…こんな店になったんだな。」
店長「……すみませんね、前より大分お客さん減りましたもんね。私が店長になってから。」
彩人「誰もそうとは言ってませんけど?」
颯斗「そうすね。今でも別にいいじゃないですか。」
鈴 「まあまあ、今日はオーナー歓迎会しましょうよ!」
師匠「俺の歓迎会…?いいよ、そんな。」
店長「え?もうお酒準備してますけど。」
彩人「…この人の闇を感じた気がする。」
鈴 「じゃあぱぁー!っとやりましょ!」
颯斗「…炭酸…炭酸…。」
師匠「あぁ、五月くん未成年だったね。ごめんなぁ、こんなおじさんの為に…。」
店長「私これにする。」
鈴 「はっ!?それこの店で一番アルコール高いやつじゃん!!」
彩人「鈴…!ちょっと!」
鈴 「え…?」
彩人「これは店長とオーナーくっつけさせるチャンスだよ!店長を酔わせよう!!」
鈴 「彩人にしては名案ね。賛成、颯斗に言っとくから彩人はオーナーにも飲ませてて!」
彩人「おっけぇ…!くっつけ大作戦スタートだ!」
店長「二人とも何話してんの?飲み物何にする?」
鈴 「私生ぁ!…颯斗、店長を酔わせてオーナーとくっつけるわよ…!」
颯斗「相変わらずですねぇ。俺はグレープソーダで。……了解です。」
店長「またごにょごにょと…。」
師匠「いつもこんな感じか…?」
彩人「はい、オーナーはもう飲んでますね。早い早い。」
師匠「まぁな。歓迎されてる側だし飲まないのもアレだろ。」
彩人「……実際店長の事どう思ってるんですか?」
師匠「ん?…弟子だよ。……そう思いたいだけだがな。」
彩人「ふーん……。まぁいいや、僕はハイボールかな。」
一同「カンパーーイ!!!」
店長「わぁ…うまぁ、アルコール分高い方が好きなんだけど酔いやすくなるのは事実なのよねぇ……。ふふ、」
鈴 「そろそろか…?颯斗、今!」
颯斗「はいっ…!店長ー、オーナーとどうなんですぅ?本当は好きなんじゃないですかぁ?」
店長「ぶふっ!何言ってんの!師匠の事なんか…」
師匠「…?、どうかしたか?魅花、もう酔ったか?」
店長「ッ~~!?」
鈴 「…ナイス颯斗。彩人、見守り体制に入りましょ!」
彩人「了解。」
店長「酔ってませんー。師匠の前では酔いませんー。」
師匠「酔ってんじゃねぇか、真っ赤だぞ?」
店長「…うるさぃ。師匠のせいですから…。」
師匠「ふは、何その顔かんわいー。見た事なかった。」
店長「?!、師匠も酔ってますよ。」
師匠「………雰囲気に酔わされてんだよ。」
店長「はぁ…騒がしくなりそう、この店。」
師匠「主に魅花のせいではないかと思われますけど?」
店長「…言っちゃいけない。それは。」
彩人・鈴・颯斗「(………いい雰囲気すぎてついていけない。やば、話してる演技しないと。)」
店長「あのさ…昨日ありがとう。殴られる所でした。」
師匠「女性に手をあげる奴にましてや俺の弟子に手をあげる奴は許さないからな。当然だろ。」
店長「…そ。……アルコール強すぎた。眠い。」
師匠「…俺が送ってやろうか?」
店長「っ………お願いします。」
彩人「さ!大分遅くなってきたしお開きにしよう!」
鈴 「はぁー。やっぱ生ビールってうまいわぁ。」
颯斗「炭酸中毒になりそうですよ。」
師匠「ん。ありがとうな?あ、それと魅花家に送るから先帰ってな。鍵閉めはするから。」
鈴 「はい!わかりましたぁ!ではではお疲れ様でしたー!」
颯斗「お疲れ様でしたぁ。」
彩人「また後日~。」
店長「…ふぁあ、おつかさまぁ…」
がちゃん。
師匠「呂律回ってないし…。さ、帰るぞ。」
店長「はぁいぃ」
師匠「ニ年ぶりじゃないか?こんなベロベロになってんの。あの日…魅花がこの店に客で来た時以来酔ってないとは思うし。」
店長「ぇえ?なにそれぇ?」
師匠「…こいつはダメだ。」
店長「タクシーぃ?」
師匠「そうだぞ?帰ったら水飲めよー?」
店長「はぃ。………。」
師匠「……わざわざ俺の肩で寝なくてもいいだろ…。……魅花、お前がもし許すなら…俺は本気でお前の事を好きになるからな?…なんて臭いセリフは吐けねぇな。」
運転手「はは、その女性ならきっと許してくれますよ。」
師匠「あ…すみません。」
運転手「いえいえ。頑張ってください。」
師匠「…はい。」
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