店長・sour 2022-03-06 18:52:25 |
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【その後のお話】※喧嘩しています、お気をつけを。
店長「………」
鈴 「どうかした?」
店長「いや、私はもう枯れちゃったのかな…って。」
颯斗「そんな事ないと思いますけど。だってまだ店長綺麗じゃないですか。」
店長「お世辞はいらないわよ?はぁ……辛いねぇ。」
ガチャッ!
彩人「もう終わりました…?」
鈴 「うん、終わったよ、これ彩奈ちゃんからね。心配してたわよ。」
彩人「…そっかぁ、『俺』心配させるぐらい落ち込んでたかぁ。」
店長「『俺』…?彩人どうしたの。」
彩人「いんや、格好いい男になりたいだけ。」
店長「っ……今週はこの店入れないわよ。」
鈴 「…颯斗、上ろう、こっからは私もアンタも見ちゃいけない。」
颯斗「……お疲れ様でした。」
ガチャン……。
彩人「どういう事ですか、店長。」
店長「自分を偽っちゃ駄目なんだよ…!それに失恋なんかで彩人は変わっちゃいけないんだよ…!」
彩人「…何が分かるんですか店長に。」
店長「嗚呼分かるわよ私にも!今の彩人は彩人じゃない!!」
彩人「ッ!『僕』だってそうしたいさ…。」
店長「……大丈夫、彩人は強いから、そんなんで変わっちゃ駄目だ。」
彩人「……ありがとうございます。僕また明日から出勤しますね。」
店長「ふふ…いいのよ、私も言い過ぎた。好きな時間に出勤しなさい?」
彩人「はい!!」
電車にて。
颯斗「なんで…喧嘩になりそうじゃないですか。」
鈴 「喧嘩っぽくはなるけどマスターは人を正しい道に向かわせてあげられるの。でもそこに誰かが居たら強い言葉は吐けないでしょ?だから私達は退散するのが正解なの。」
颯斗「…すみません、俺そんな事まで考えてなかった…。」
鈴 「アンタはまだ知らなくていいのよ、知ったら楽しい人生じゃなくなるからね。二十歳超えたら色んな経験しな?」
颯斗「……鈴さんって店長に似てるっすね。」
鈴 「そりゃどーも。でも私より店長の方が余程大人だよ、カクテルなんて飲む人だし。」
颯斗「そういう意味じゃない…。」
鈴 「……?」
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