>>40 義経 ……将国。曾祖父、高望王を祖とする平の一門……その末席を汚させて頂いております。鄙の者故、学などありませぬが恐縮の至り。 (問いには流石に食事の手は止めて膳は横に少し退けるだけに留め、胸元に手をあてて表情を変えぬまま背筋を伸ばした目礼を。こんな場所の上にかつての時代でもないので、こちらからは名を問い返さずに)