前園学園（ 3L / 人数制限無 ）　　

>>78
律さん


きっとすごく努力なさっているのね。すてき。

( そこで「そんなことないよォ」と態とらしく否定をする人間よりも、その褒め言葉をあっさりと受け取る人間の方が優雨は好きだった。彼の反応にまたぱっと表情を輝かせてはまた上記を付け足す。たしかに元の顔面が美しいというのもとんでもなく大きな理由ではあるのだが、実は美は継続することこそ難しい。思春期の男が顔にニキビを浮かばせないというのはそれこそ努力の証、勝利の陶器肌なのである。優雨はうんうん、と頷きながらも 「 今まで出会ってきた男の人の中で一番美人。ほんとうよ。 」 とまるで女の子を落とすプレイボーイのようなセリフを恥ずかしげもなくさらりと述べては、普通は君がそれを言われる側だよ、だなんてツッコミが良く似合う可愛らしい笑顔を浮かべて。美人、という褒め言葉は男女万国老若男女無機物有機物関係ないのである、美しいものは美しいのだ。 )




>>80
灯せんせい


あら、私がせんせいに会いたいから会いに行くんですよ。大変どころか、私が好きで会いに行っているようなものです。

( 此方が大変、という言葉ににこりと微笑んで見せながら歯の浮くようなセリフをなんの躊躇いも、恥ずかしげもなくさらりと言ってのける。これが身長180cmのイケメンであったらかわゆい女の子を手玉に取ることも何ら難しくは無いのだが、残念だが身長149cmのお人形さんなので落ちる女も居らず。 「 もう撤回しても遅いですからね、 」といたずらっ子のような笑顔を浮かべながらそう彼へと付け足しては、もうその褒美はほかのものには変えられない、と。 )




>>81
夜天さん


よぞらさん！素敵なお名前、黒色のお髪ときれいな目にピッタリだわ。

( 彼女が漢字をなぞる指先を興味深そうに見つめた後、納得した！と言わんばかりにぱっと瞳を輝かせては、にこにこと微笑んで。と、彼女からふと問いかけられた行きたい場所のリクエストにこてりとお人形のような仕草で首を傾げて。暫く不思議そうに悩んだものの、如何せん誰かとお出かけをするということがないので今周りにどんなお店があるのかすらわからない。傾げた首はそのままで、 「 私、あまりお店に明るくなくてね。夜天ちゃんのおすすめのお店があったらそこに行きたいわ。 」と、へらりとはにかんで。 )





>>83
椛


─────椛。ズボン、汚れちゃうわ。

( 先生から頼まれた雑用の帰り道。特定の生徒に返しておいてくれ、と頼まれたノートを何冊か胸に抱えながら近道しちゃおうと通り抜けようとした中庭にて。何やら見知った赤いインナーが目にとまれば、ぱちり、とヘーゼル色の瞳を丸くさせながら思わず声をかけて。どことなく爬虫類を思わせる彼の切れ長の瞳と自分の瞳を絡ませればにっこりと微笑んで、「 ハンカチ、使う？下敷きにするだけでも汚れないと思うわ。 」 と言いつつ如何にもふわふわした砂糖菓子で出来ています、といった女子が持ってそうな(これは偏見だが)、白い、絹の、レースのあしらわれたかわゆいハンカチをなんでもない様に差し出せばふわふわした髪を肩からさらりと零しながら小首を傾げて。 )