…っはぁ…酸欠。 ( 唇が離れた途端、上がった息を整えるかのように幾度も呼吸を繰り返せば、あともう少しで酸欠になるところだったと、相手を見る。開放されたのは抑え込まれていた後頭部だけで、身体を密着させるように自分は後ろへと押し付けられていることに、いまだにドキドキと心臓は早鐘を打ち。緊張からか気まずそうに、少し相手から視線を逸らしながら呟くように言えば。) 颯、どいて…。