三丁目のミケネコさん 2022-02-21 22:59:24 |
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「...?」
僕はまた、気づいていない様に振舞った
(やはりそういう事か。だがよくよく考えて見れば、僕の発言は隙だらけだったな。僕はそこまで頭が良い訳じゃない、それにまさか初日で人に絡む事になるとは想定外で、詰めの甘さを感じた。準備が整っていない状況、先程の失言のせいでもう既に何かしらバレているのか、バレていないかの可能性もある。だが一度外に放った言葉は帰ってこない、何か聞かれたりした時に備えてどう切り抜くか考えておかないとな。まぁ、何より隠し事していると言うことは気づかれても仕方ないだろうし、今聞いてこない当たり、そこまで足を突っ込む気は無いという事だ。当たり前だ、見ず知らずの人の踏み込んでは行けない領域を踏んで、面倒事に巻き込まれたくはないのは皆同じだから。)
「!!そうなんだね!カエルチョコかぁ....うん!綺麗なお姉さん!カエルチョコひとつ下さい!」
と、僕はいい笑顔で言って、財布から硬貨を数枚取り出し、販売している女性に渡した。カエルチョコとやらの商品を受け取ったら、
「おぉ...!!なんか包装が綺麗......!」
と目を輝かせた。彼の思惑にも気づかないで
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